救急車

救急車の歴史と配色

救急車の歴史は古く、自動車のない時代から馬車や人力車が傷病者を医療機関へ搬送するために用いられ、近代では自動車が主流になっています。

初めて救急搬送用の「救急車両」が搭乗したのは19世紀初めの「ナポレオン戦争」の時だと言われます。ナポレオン軍の軍医長であった、ドミニク・ジャン・ラーレーは、戦傷者の治療のため、軍救急部隊を編成し、戦場の消防車を野戦病院へいち早く搬送するシステムを構築しました。

救急車の歴史は、戦争・軍事と深い関係を持つことから、戦時国際法の下、赤十字章をつけた救急車は戦闘中であっても攻撃されず傷病者を搬送することが認められています。そして、救急車は、一目で識別できる塗装がされ、例えば日本では「白地の車体に赤のライン」というように多くの国・地域で、赤十字の配色である赤と白の組み合わせを採用しています。ですが、アメリカでは救急車の運営主体により赤主体の救急車、白主体に赤ライン、白主体に青ラインなど様々であったり、ヨーロッパでは黄色主体にオレンジという配色の救急車など様々な塗装がされています。